Amazonは昨年12月にAWS上でMacインスタンスをサポートするという驚くべき発表を行いました。発売当初はmacOS MojaveとCatalinaのみがサポート対象でしたが、現在では最新のMac OSが正式にサポートされています。
AWS からの発表は次のとおりです。
本日より、お客様は EC2 Mac インスタンス上で macOS Big Sur (11.2.1) を Amazon マシンイメージ (AMI) として実行できるようになりました。macOS Big Sur は Apple の最新の macOS メジャーリリースであり、以前の macOS バージョンに比べて複数の新機能とパフォーマンスの向上が導入されています。macOS Big Sur は Xcode バージョン 12.5 以降の実行をサポートし、iOS 14.5、iPadOS 14.5、tvOS 14.5、watchOS 7.4、macOS Big Sur 11.3 用の追加 SDK が含まれます。お客様は、macOS Big Sur を実行している EC2 Mac インスタンスから Amazon EFS ファイルシステムにアクセスできるようになりました。
新しい macOS Big Sur Amazon マシンイメージは、以下の場所にある Amazon Web Services から動作します。
- 米国東部（北バージニア）
- 米国東部（オハイオ）
- 米国西部（オレゴン）
- EU（アイルランド）
- アジア太平洋（シンガポール）
Amazon によれば、macOS Big Sur Amazon マシンイメージは、AWS コマンドラインインターフェース、Xcode 用コマンドラインツール、Amazon SSM エージェント、Homebrew などのツールをサポートする Amazon Elastic Block Store によってサポートされています。
EC2 Macインスタンスにより、お客様はAWSクラウド上で初めてオンデマンドのmacOSワークロードを実行できるようになり、AWSの柔軟性、拡張性、そしてコストメリットをすべてのApple開発者に提供します。EC2 Macインスタンスを使用すると、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Safari向けのアプリを開発する開発者は、数分以内にmacOS環境をプロビジョニングしてアクセスし、必要に応じて動的にキャパシティーを拡張し、AWSの従量課金制のメリットを享受できます。
最後に、Amazon は、Elastic File System が AWS 上で macOS Big Sur を実行している Mac インスタンスと完全に互換性があると付け加えています。
macOS ネイティブ NFS クライアント バージョン 4.0 を使用して、Amazon EFS ファイルシステムをインスタンスにマウントすることもできます。EC2 Mac インスタンスへの Amazon EFS ファイルシステムのマウントの詳細については、Amazon EFS のドキュメントをご覧ください。
Amazon EFS は、AWS コンピューティングサービスで使用できる、シンプルでサーバーレス、設定不要の柔軟なファイルシステムを提供します。Amazon EFS を Amazon EC2 Mac インスタンスと併用することで、コードリポジトリを共有し、アプリケーションの構築、テスト、公開を迅速化できます。
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